「青春の一冊」

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
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「青春の一冊」

それは、遠い日、主人公と同じ10代のころ
繰り返し読んでいた本は「チボー家の人々

そして、何十年も忘れていた本ですが、
今思い出そうとしても、胸が熱くなり、
他の本が思い浮かんでこない程です。

フランスの中産家庭の子供たちが大人になっていく
物語で、主人公はチボー家の次男ジャック、その兄の
アントワーヌ、ジャックの友人のフォンタナン家の
ダニエルとその妹のジェンニー。

こうして、ニコル、ジゼールと思い出してきました。

リュクサンブール公園、ツールーズ、ジュネーブ

クロワッサンは今ではどこでも売っていますが
この本で覚えてどんなぱんだろうと思っていましたね。

最終的には、「1914年夏」これで私は第1次
大戦の開戦年を覚えました。

この開戦前夜戦争を阻止しようとしたジャックは
飛行機事故でなくなります。

開戦されると前夜までの反戦デモは嘘のように
人々は、戦争につきすすんでいきます。

最終章エピローグで、9歳年上の兄アントワーヌは
毒ガスで、余命宣告され、ジャックとジェンニーの
子、ジャンポールに未来を託してなくなっていきます。

そのころ私は21世紀は戦争のない平和な時代が来ると
信じていました。

もう今は、あの長い物語を読み直す根気がありません。
若さゆえに、3、4回繰り返しよんだものでした。

フォンタナン夫人がどこかで
「人生はほんのひと瞬きの間におわってしまう」
と言っていたのを思い出しました。

本当にひと瞬きですよね、あなたもそのうち
実感する日がきます。